材料が減ってくると板を乗せてシェルフにもなる
ハンガーにもなる・・・
そんなL金具ならぬ大型のD金具の連結モノ。
連結するには理由もあって
ひとつの金具が受け持つ板の枚数は十数枚でしかも板幅もあり
もたれ掛けるだけにしても、かかる力は相当なもの。
その横方向の力を吸収して粘り強く支えてもらう重要な役割。
横の連結つなぎを取らずにD金具単体で粘り強さを出すのは
壁面取付け部のベース板の横幅を広いものにすることである程度解消できるけど
それはデザインのバランス的に今回は却下なので・・・
それと、棚板を上に乗せて金具と板とを木ビスで4点留めすることで
横振れは解消するけど常時棚板を仕込むかは、今後板材の長さが
長いものがくると対応できなくなるので却下。
こんなD金具は小さくてもっと細いバランスで
連結させずに単独で棚板受け金具としてつくったらカワイイかもと・・・
決まり文句の 『って事で、つくっちゃいました。』(笑)
頭の中でイメージした絵にピタっと来る収まり。
こちらのシェルフには塗料、オイル関係の物の居場所に。
『限られた条件やスペース・使い方に合わせたモノを作ること』
『多くの人に受け入れられるようなデザインのモノを作ること』
『上の二つの事を考えながらデザインして作ること』
この3つをはっきり切り替えてこだわって作ることで
作家は一人でも、作品はひとつでも
少しずつニアンスの違ったものが出来るからモノづくりって オモシロイ。